ストレスが原因で起こる口臭を緩和させるには、自律神経のバランスを整えることが重要です。なぜ自律神経が口臭と関係するか、そのメカニズムを理解すれば、誰にも言わずに自分一人の力で臭いの悩みを解消することも可能でしょう。

ストレスは口臭にどのような影響を及ぼすか

ストレスが口臭に大きく関わる理由は、自律神経のバランスが崩れて唾液量が減ることにあります。極度に緊張したことのある人は経験があるかもしれませんが、過度のストレス状態では、人の口の中はカラカラに渇く場合があります。これは、唾液を分泌するコントロールを自律神経が行なっていることが原因で、交感神経が優位になると唾液の分泌が制限されます。その差は通常時の30%程度のダウンと言われていますので、喉が渇いて咳が出やすくなるなどの支障が起こります。そして、口腔内が乾燥すると殺菌能力が低下し、口の中を常にキレイに保っておけなくなるため、臭いが強くなるのです。

寝起きの口の不快感や臭いも唾液が原因

口臭が気になるという人は、朝寝起きが一番不快だと感じることが多いでしょう。それもまた、唾液量が低下していることが原因です。寝起きの不快な臭いは少なからず誰にでもあることで、モーニングブレスという不名誉な呼ばれ方をすることもあります。これは睡眠中に唾液の分泌量が減ることが原因で、細菌が活発になるため不快な臭いが生み出されます。例え歯磨きをきちんとしていても口腔内のタンパク質をすべて取り除けるわけではないので、それを細菌が分解して臭いを作ります。ただ、歯磨きはもちろん重要ですし、歯磨きを徹底してフロスや歯間ブラシを使うと緩和することは可能です。歯だけでなく舌の表面も清潔にすると、尚効果的です。

誰にも知られずに自分で出来る口臭予防

口臭は、唾液の存在によってかなり大きく左右されます。唾液を十分に分泌するには、自律神経の副交感神経をしっかり働かせることが重要。ストレスが過度の場合、交感神経が優位になり過ぎて副交感神経が十分に働くことが出来ません。ストレスを感じないようにするのは無理でも、こまめに解消する工夫が必要です。また、唾液の分泌量を増やすためには、食事をよく噛んでしっかり摂ること、口や舌をしっかり動かすこと、水分を十分に摂ることが大切です。全身をリラックスさせるのも効果的ですし、環境的なストレスを減らすために室温を適温に保つことも重要です。

まとめ

ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、唾液の分泌量が減って細菌が繁殖し口臭が起こりやすくなります。自分で緩和するためには、普段から自律神経のバランスを整える工夫をしましょう。また、睡眠中はどうしても唾液量が減るので、歯磨きは丁寧に行う必要があります。